高卒認定試験

さてと、また前回の更新から随分と時間が経ってしまった。

今日マックで休憩しているときに、隣の若者?が高卒認定試験と思われる
参考書を読んでいた。

そういえば、自分も以前必死で勉強したなぁーと、懐かしい思い出がよみがえった。
多分彼も、今まで色々な経緯があって、今勉強していると思うんだけど、
そんな姿を見ているうちに、この記事を書きたくなった。

前の記事にも書いたように、自分は24ぐらいまでニートをしていた。

moshiboku.hatenablog.com

 そこから、これではさすがにマズイと思って働き始める。
しかし、24歳中卒では全うな仕事などできるはずもなく
ガテン系か飲食ぐらいしか受け入れもないかと思い、接客系のアルバイトは
過去に何度かやったことあるし、とりあえず居酒屋でアルバイトスタート。

スロットやってた頃は、月に100万稼ぐことも珍しくなく、そんな自分にとって
5~6時間働いて、5千円という金額は少なかった。

ただ、きちんと自分の時間をお金に変えているという感覚や、
お客さんが自分の費やした時間にお金を払ってくれているのを実感して、
物事に対する考え方や価値観が変わってきた。


そんなこんなでアルバイトを1年ぐらい続けていたが、
学歴のコンプレックスがずっと残っていて、
このままではいつまで経っても、正社員として全うな仕事はできないと思っていた。
そんなある時、高卒認定(旧大検)を取得できれば、少しは道が開ける&自分のコンプレックスの解消にちょうど良いと思い、バイトしながら独学で合格を目指すことに。

片っぱしから参考書を買ってきたが、受けなきゃならない科目は全部で9科目。
中学で勉強が止まっていた自分にとって、死にたくなるような情報量だった。
1回で合格しなくても次に持ち越せるため、2回で合格を目標に、
最初の1回目で半分の5科目合格を目指し勉強を開始した。

1回目の試験まで3ヶ月ほどしかなかったので、数学、英語、現代社会、世界史、現代社会に時間をかけ、残りの科目は捨てる気で勉強した。

幸い、中2頃まではしっかり勉強していたので、英語と数学はすらすら理解することができた。
暗記系はもともと得意だったので、現代社会や世界史は分厚い参考書をひたすら読んでは、ノートに書いて暗記した。


そして、やってきた試験当日。

中学以来のテストで、懐かしさを感じながらなんとか全ての科目を終えた。
捨てるはずだった科目は過去問と、中学の記憶から答えられた問題もあったが
正直やはり自信はなかった。

とりあえず当初の目標だった5科目合格を祈りながら結果通知を待った。

そして数日後、結果が届いた。
恐る恐る開封して見てみると…

…え?
…え?
ええええええええええええええええええええええええええ

なんと、合格していた。
高卒認定の1科目の合格基準は40点以上(その時の平均点による)で選択式なので、単純に運が良かったというのもあるが、3ヶ月間バイトしながらみっちり勉強をやったという、努力が実った瞬間だった。

結局、大学には行っていないし、資格が役に立つような場面はなかったけど
この成功体験は非常に重要だった。
努力をすれば報われるではないけど、やはり成功には努力が必要だと
実感できたことで、それ以降も努力をする習慣を身につけられた。

あれからもう5年ぐらい経つのか。
本当に20代後半からの時間の加速度は半端ないな。

もっともっと努力せねば